アロペシアX 第5回 「最終回は余談」 NEW
前回、
当院ではアロペシアXの治療として、
メラトニンとトリロスタンを使っていると
書きました。
今回は、このトリロスタンについての補足です。
アロペシアXにトリロスタンを用いた治療の
最初の報告が出たのが2004年です。
20年も前のことです。
そこから数報の報告があります。
前回にも書きましたが、
トリロスタンには副作用が懸念されます。
2004年の報告でも
この点には留意しているものの、
副作用は起こらなかったとなっています。
その後の報告でも、
副作用は懸念されるものの
副作用は起こらなかったとなっています。
実際はどうかというと、
やはり副作用の懸念が
治療のハードルになっているようです。
20年も前の論文を参考に、
実際はどうなのか?
そこで、数年前から
いくつかの病院にも協力いただいて、
調査・研究を行いました。
そこからも治療頭数は増えて、
まとめただけでも20頭について検討したことになります。
実際の効果はと言うと
全体で約83%で有効となりました。
トリロスタンで治療すると、
5頭中4頭以上で毛が生える結果です。
そして、
副作用もみられませんでした。
実際は、
2004年の報告を参考にしつつ、
トリロスタンの量は減らしました。
量が減れば副作用の危険性は、
当然少なくなります。
このポメラニアンが
4か月で、こうです。
このミニチュアダックスフンドが
4か月で、こうです。
魅力的な治療法です。
