甲状腺機能低下症
甲状腺の構造的または機能的な異常により、甲状腺ホルモンの生産が不足することで発症します。嗜眠傾向、無気力、肥満、脱毛などの皮膚症状や、神経症状が見られるほか、全体的にむくんだような状態になり、「悲劇的顔貌」と呼ばれる特徴的な顔つきになることもあります。治療には、甲状腺ホルモン製剤の投与が有効で、肥満の解消、皮膚状態の改善、活動性の向上が確認されています。
endocrinology
このような症状がみられたら、内分泌科の病気の可能性があります!
甲状腺の構造的または機能的な異常により、甲状腺ホルモンの生産が不足することで発症します。嗜眠傾向、無気力、肥満、脱毛などの皮膚症状や、神経症状が見られるほか、全体的にむくんだような状態になり、「悲劇的顔貌」と呼ばれる特徴的な顔つきになることもあります。治療には、甲状腺ホルモン製剤の投与が有効で、肥満の解消、皮膚状態の改善、活動性の向上が確認されています。
副腎皮質ホルモンの過剰分泌が原因で発症し、クッシング症候群とも呼ばれます。このホルモンが過剰に分泌されると、多飲多尿、腹部の膨満、脱毛や毛艶の悪化などの症状が現れます。また、糖尿病の併発や免疫力の低下など、さまざまな合併症を引き起こす可能性もあります。早期治療が非常に重要で、ご自宅でのペットの様子を注意深く観察し、異変を感じたら早めの受診をお勧めします。
内分泌科と聞くと、少し難しそうに感じるかもしれませんが、簡単に言えば、ホルモンバランスの異常によって引き起こされる「いつもと違う症状」を専門に診る診療科です。人間もホルモンバランスが崩れると体調を崩すことがありますが、動物も同様です。皮膚や目、運動器に関する症状とは異なり、内分泌の問題は症状がはっきりしないことが多いため、飼い主様が感じる「違和感」が病気発見の鍵になります。他の病気でも同じですが、飼い主様が「いつもと違う」と感じる背後には、何らかの異常があることが多いです。その感覚を大切にし、早期発見・早期治療を目指して、ぜひお早めにご相談ください。定期的な健康診断も有効です。
まずはお電話やオンラインにてご予約をお願いいたします。ご相談がスムーズに進むよう、事前のご予約をお勧めしております。
ご来院いただいた際に、受付で問診票をご記入いただきます。ペットの現在の症状や過去の病歴など、できるだけ詳しくご記入ください。
獣医師が問診票をもとに、ペットの状態を診察します。ホルモンバランスの異常が疑われる場合、症状や生活習慣なども詳しくお伺いしながら診察を進めていきます。
必要に応じて、血液検査や尿検査、ホルモンレベルの測定などを行い、内分泌系の異常を詳しく調べます。これにより、正確な診断が可能となります。
検査結果に基づき、最適な治療法をご提案いたします。内服薬や生活習慣の改善など、ペットの症状に合わせた治療プランを飼い主様と一緒に考え、進めていきます。
治療が終わりましたら、お会計をしていただき、必要に応じてお薬をお渡しします。ご自宅でのケア方法や、次回の診療のご案内も丁寧に説明させていただきます。