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乳腺腫瘍

腫瘍科

犬にも、
猫にも、
人間同様に乳腺腫瘍はおこります。

ただ、
その「悪さ」は
犬と猫とで異なります。

犬で乳腺腫瘍があると、
半分は良性、
半分は悪性(ガン)、と
言われています。

猫で乳腺腫瘍があると、
ほぼ悪性(ガン)と
言われてしまっています。


これは、
乳腺腫瘍ができた犬の写真です。
手術前に撮影したものです。
緑の〇で囲ったところに、
「しこり」があります。

犬は、
左右に4~5対(8~10個)
乳腺があります。
上の犬では、
左の第2乳腺と
右の第5乳腺に
腫瘍が形成されていました。


これは、
乳腺腫瘍ができた猫の写真です。
同じく緑の〇で囲ったところに
「しこり」があるのが確認できます。
一部が自壊しています(皮膚が破れている)。

猫なので、
この乳腺腫瘍は悪性(ガン)だという前提で、
治療を考えていく必要があります。