自己免疫疾患 ただのアレルギー性皮膚炎ではない
右ふとももの外側に、
脱毛が数か所あります。
毛包(毛穴)に強い炎症が起こり、
毛が抜け落ちてしまいました。
ただ、
この写真は、
良くなっている状態で、
症状の強い時には、
かさぶたができたように
皮膚が「ボコボコ」になっていたのです。
治療によって、
その「ボコボコ」を抑えることに成功したため、
毛は抜け落ちてしまいましたが、
皮膚は滑らかになっています。
治療を続ければ、
毛は生えてくるでしょう。
背中にも脱毛があります。
おしりにも。
フレンチブルドックは、
犬アトピー性皮膚炎が多い犬種です。
だからと言って、
フレンチブルドックの皮膚炎
イコール
犬アトピー性皮膚炎ではありません。
上の写真のようなケースもあるのです。
自己免疫性の毛包炎です。
軽い症状なら、
犬アトピー性皮膚炎の治療でも
良くなることはあるのですが、
しっかり診断しないと、
ぜんぜん良くならないケースもあります。
手始めに、
犬アトピー性皮膚炎を念頭に、
治療してみてもいいでしょう。
ただ、
思ったように良くならないなら、
潔く振り出しに戻る勇気が大切です。
