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アポキル? ゼンレリア? 似た薬なんだけど、 NEW

皮膚科/耳鼻科

アポキルとゼンレリア。

犬の
アレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎で
治療されている飼い主さんで、
使われている方は多いのではないでしょうか。

この2つの薬、
「JAK阻害剤」として、
同じカテゴリーの薬です。
効能も同じで、
犬アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎に対しての、
痒みを抑える働きがあります。

この同じような薬、
どのように使い分けをすればいいのでしょうか?



それぞれの違いを見てみましょう。


アポキルは、
基本的に1日2回の投与が必要です。
また、
初回投与から2週間後、
薬の量を半分にする必要があります。
1年間の継続投与が認められています。
錠剤とチュアブルがあり、
両方湿気に弱いとされています。
また、発売されて約10年の歴史があります。


ゼンレリアは、
1日1回の投与の薬です。
投与開始から途中で
量を減らす必要はないようです。
継続期間の上限は明輝されていません。
発売されておよそ半年。

まとめると、
アポキルは、1日2回。
3週目から減薬。歴史がある。
ゼンレリアは、1日1回。
途中で減薬の必要なし。歴史が浅い。



ここから先は、
個人的な感想を含めた意見です。

アポキルよりもゼンレリアの方が、
効果が強いように感じます。
アポキルで収まらない症状が、
ゼンレリアで収まるケースがあります。
また、
皮膚が赤くなっていたり、
厚くなっている場合でも、
ゼンレリアが効果的な場面があります。


両方の薬は同じカテゴリーで
効能も共通していることもあり、
副作用の注意も同じです。
下痢や白血球の減少等です。
しかし、
アポキルを処方していて、
下痢や血液検査の異常が
見られた経験がありません。

それに対して、
ゼンレリアは、
下痢や血液検査の異常を経験しています。
なので、
ゼンレリアを投与している場合、
定期的な血液検査を実施するようにしています。



両方ともに、
よく効く、良い薬です。
症状の程度や副作用、
薬を飲ませるのが大変か、など
いろいろな条件で選択するべきでしょう。