電車にて 座席を譲ったの? NEW
駅に到着して扉が開くと、
70歳くらいだろうか
女性が大きい荷物を持って入ってきた。
女性はそのまま反対側の扉の付近に移動し、
荷物を床に下してつり革をつかもうとしていた。
その女性のすぐ近くの席に座っていた
若いサラリーマン風の男性が、
すぐさま席を立ち、反対側の扉の辺りに移動して
「次の駅で降りますよ」的にスマホを触り始めた。
ちらほら、後ろの、自分が空けた席の辺りを気にしている。
明らかに座席を譲ったのだ。
次の駅まではまだ距離があるのに、
どう考えても立ち上がるのが早すぎる。
しかし、
その高齢の女性は、座らない。
邪推は否定しないが、
その女性は、おそらく席を譲られたことを理解している。
落ち着きがないように見える。
席を譲られたことへの抵抗らしきものが、垣間見える。
この世界に絶え間なく発生している、
やるせない光景。
声をかけてまで席を譲ることへの勇気。
席を譲る行為自体が、失礼にあたるかもしれない杞憂。
善行を抑えられない衝動。
席に座りたくない理由。
席を譲られることへの嫌悪感。
すべては想像の域をこえないのだけれど。
全ては、雪のせいだ。
朝からキャンセルが続いていて、
ブログを書く時間が出来た。
こんなことを書く始末だ。
