犬のワクチンって、結局、毎年打つ必要があるの?
犬の混合ワクチンには、
3年以上あけて打つべき「コアワクチン」と呼ばれるものと、
毎年接種するべき「ノンコアワクチン」と呼ばれるものとが、
一緒に含まれている。
さてさて、
どうしたものでしょうか。
こんな情報もあります。
ワクチンメーカーが、
ワクチンの効果を1年間しか保証していないようなのです。
混乱の材料が増えました。
解決策を考えるための指標として、
①抗体価検査
②ワクチンの目的
この2点を置いてみるのはどうでしょうか。
①抗体価検査
その昔、抗体価の説明をすると、
「抗体価?」って反応でした。
新型コロナウイルスが猛威を振るってから、
連日テレビで、
「抗体価が・・・」と流れていたため、
幸いと言っていいのか、
抗体価の説明がしやすくなりました。
ワクチンを接種すると、
体内で、そのウイルスに対する抗体価が上がります。
平たく言うと、
「抗体価」=「ウイルスに対する抵抗力を数値化したもの」
でしょう。
3年以上あけて接種・・・
と言われていても、
抗体価の上がり方や下がり方に、
個体差があるのです。
実例として、
毎年ワクチンを接種していた犬で、
最後のワクチンから1年後に抗体価を測定したところ、
有効とされる値よりも低かったこともありました。
個体によって
・3年以上接種期間をあけることができる
・毎年接種する必要がある
これが個体差ということでしょうか。