甲状腺機能低下症
首に甲状腺がある。
甲状腺は、
ホルモンを分泌して、
ものすごく簡単に言うと・・・
「体を元気にしている」。
この甲状腺ホルモンが出すぎても良くない。
いわゆるバセドウ病。
逆に、
ホルモンが少なくなっても良くない。
犬では、
甲状腺ホルモンが少なくなる病気が多い。
と言っても、
犬の0.5%程度らしい。
甲状腺ホルモンが低下すると、
いろいろな症状が起こる。
・活動性が落ちる
・太りやすくなる
・毛が薄くなる
・首の皮膚が厚くなる
・毛穴が黒くなる
なかなか初期に、
症状から見つけるのは難しい。
症状をみると、
「治療しなくてもいいんじゃない?」って
思うかもしれないが、
神経症状を伴うこともあり、
命に関わることもあるから、
決して軽視はしない方がいい。
さて、
始めの写真は、
甲状腺機能低下症の治療薬で、
左側のものがレベンダと言って、
犬用の液体の薬で、
右側が人薬で錠剤になっている。
犬用の薬の利点は、
・犬用である
・液体
・1日1回の投与
だろう。
ただ、大型犬を想定しているのか、
小型犬では、
1回量が微量で、
量の調節が難しい。
その点、人用の薬は、
1日2回飲ませる必要があるが、
まだ、量の調節がし易かったりする。
むずかしいところだ。