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真菌の培養 NEW

皮膚科/耳鼻科

真菌の感染症を疑った場合、
まずは、
ウッド灯を使用します。
追加検査として、
毛を顕微鏡で観察したり、
PSR検査を依頼したり、
そして、
培養検査をしたり。

その培養検査に
写真のダーマキットという名前の
培地を使います。


感染を疑う毛(ウッド灯で光る等)を抜いて、
培地に置きます。
上の写真で、
培地の中央に毛が見えますか?

重要なのは、
そこからの観察です。
毎日培地の色を観察する必要があるのです。
そして、
真菌(糸状菌)がいれば、
培地が赤くなります。


ほら!
培地の中央が赤くなっているでしょう。
これを見落としてはいけません。


その翌日には、
ここまで赤くなります。



毎日観察せずに、
放置しておくと、
雑菌で赤くなってしまうこともあるので、
要注意です。
検査の意味がなくなってしまいます。

今回は、
ブログ用にと
毎日写真を撮影しました。
分かりやすいですね。