忍び寄るSFTS 京都でも 対岸の火事ではない!
SFTSは京都でも発生が確認されています。
京都府の北部で多いようですが、
宇治でも発生が確認されたようで、
京都市内での発生も時間の問題でしょう。
SFTSはマダニが媒介する
ウイルス感染症で、
野生動物だけでなく
猫や犬、
そして人間へも感染する疾患です。
身近で注意するべきは、
猫への感染、
そして、
その猫から人間への感染です。
猫の感染を予防しましょう。
最も有効な対策は、
「外に出さない」です。
室内飼育であれば、
マダニに咬まれるリスクが
ほぼないのではないでしょうか。
どうしても外に出る、
庭に出る、
同居猫が外に出る、
これらの場合には、
マダニ駆虫薬の年中予防です。
冬にもSFTSの感染が報告されています。
「敷地内の庭にしか出ないから」
これも、
注意が必要です。
他の猫や、野生動物が訪問している可能性が
否定できません。
猫がSFTSに感染した場合、
症状は様々ですが、
・元気がない
・食欲がない
・発熱
注意が必要です。
怖いことに、
感染すると
3頭に1頭は亡くなってしまうそうです。
そして、
飼い主など人への感染には
要要要注意です。
猫から人間の感染は、
体液を介するようです。
・くしゃみ
・唾液
・尿
特に注意です。
動物病院では、
まず、
猫や犬を助ける
これが第一です。
しかし、
SFTSのような人にも感染するような病気の場合、
飼い主さんや病院スタッフも
守る必要があります。
SFTSは、
どうやら対岸の火事ではないようです。
飼い主さんへの啓蒙も含めて、
予防に注力したいところです。
