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新たなフード ウサギ?

病院紹介

学会に参加すると、
企業ブースが出ていることも多い。
今回は、
皮膚科の学会で、
アレルギーに配慮した
目新しい犬猫用フードが展示されていた。

企業ブースエリアを散策していると、
とあるブースで声を掛けられた。
「ウサギの新しいフードがあるのですが、
 ご存じですか?」

当院では、
今のところウサギの診察をしていないので、
「ウサギ用のフードですか?」と
申し訳ない程度の返答をしたのだが、

「いえいえ、
 ウサギの肉を使った
 犬猫用フードです。」と
想像していなかった返答があった。



病院で処方する療法食の
アレルギー性疾患にたいする食事のカテゴリーに
「数奇タンパク食」というものがある。
アレルギー性の皮膚炎や消化器症状に対する食事で、
何に反応しているのか分からないことが多いため、
「珍しい」つまり、
「今まで口にしたことがない可能性の高い」
肉(タンパク質)を原材料にしているものを指している。

鶏肉や豚肉などは
一般的によく原材料として使われているので、
数奇タンパク質として、
サーモンやカンガルー、ラムなどが
販売されている。



紹介されたのが、
ウサギ肉を使ったフード。
確かに、
今までなかったかも。
しかも日本製らしい。

写真にあるように、
ドライフード、ジャーキー、フレーク、パウチ、と
多種多様なラインナップ。

サンプルをいくつかもらったのだが・・・。

でもなー
ウサギ肉って。
ウサギも動物病院に来るのに。
当院ではウサギは来ないからまだ良いようなものの、
ウサギも診察している病院だと、
気まずいな、きっと。
気まずいで済むのか??