門脈シャント という病気 ~その3~
さてさて、
門脈シャントの症状の話を
忘れていました。
門脈シャントの症状は
「これっ」ていうのが
実はありません。
「なんとなく」という症状が多いのです。
無症状なんてのも珍しくありません。
それでも症状を書くなら、
・なんだか弱弱しい
・食が細い
・よく嘔吐するかなー
・どちらかと言うと体が小さい
・そう言われれば、体が細い
割とわかりやすい症状で言うなら
・生後何か月という段階で、膀胱結石や腎結石がある
・けいれんなどの神経症状がある
くらいでしょうか・・・。
そうそう、
肝臓が小さいというのもあります。
これは、
門脈シャントではない犬の
肝臓のCT画像です。
オレンジの三角で囲ったところが、
肝臓です。
この大きさを覚えておいてくださいね。
次に、
門脈シャントの犬の肝臓を見せましょう。
わかりやすく、
オレンジで囲ってみましょう。
どうでしょうか。
上の方の画像と見比べてください。
結構、小さいでしょ。
今回も
CT画像で説明しましたが、
肝臓の大きさを評価するなら
レントゲン検査でも十分です。
気になる方は、
レントゲン撮影を。