健康診断で見つかる病気 股関節の問題
股関節の変性という疾患がある。
大腿骨の骨頭と呼ばれる、
骨盤との関節の骨の形が変わり、
元々丸い骨がデコボコになり、
ギザギザになる。
当然、
歩くと痛いはずで、
普段でも痛みがあってもおかしくない。
もちろん程度の差はあるので、
症状が見えない犬や猫もいるだろう。
もし会話できるなら、
多少の痛みや違和感を訴えるはずだ。
さて、
上の写真の犬は、
股関節の変性が重度なのだが、
飼い主からの
症状の訴えはない。
以前に撮影した、
同じ犬の股関節のレントゲン写真があるので、
比べてみましょう。
この段階では、
股関節に大きな異常はないようです。
正常な股関節の
拙い模式図です。
それが、こうなります。
⇩
オレンジの丸の中が
左右の股関節です。
骨頭は丸みを失い、
くびれもなくなってしまいました。
歩き方がおかしい、
すぐに座り込む、
肢を痛がる、
症状が出ることもあれば、
実は痛がっているけど、
見た目は無症状である場合も少なくありません。
健康診断等
レントゲン検査をすれば、
分かることもあるのです。
